2023年9月をもって、栗の職人勝見たけしさんが引退されるため、HPからの新規の注文受付は終了いたしましました。実店舗に展示品がある場合は、展示品をお求めいただく事が可能です。
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栗の木の総無垢材でおつくりした、とても贅沢な水屋箪笥をご紹介いたします。
「水屋」とは今でいう「台所」。「水屋箪笥」とは、江戸時代の食器棚のことをいいます。「衣装箪笥」と違い、いくつかの引出しや戸棚がついているのが特徴です。昔は食器や調理道具等、台所用具一式を「水屋箪笥」一つに収納していました。その使いやすさは今も昔も変わりません。
一つ所にすべてがおさまっているということはとても安心できますね。
そんな昔ながらの「水屋箪笥」。栗の職人勝見たけしさんの自信作です。
風格を感じさせてくれる、美しい格子戸。
「水屋箪笥」といえば、格子の扉が特徴の一つです。今回は栗の木の総無垢でおつくりしておりますので、格子の1本1本まで栗の木の木目を堪能することができ、より味わい深いものとなっています。格子戸のメリットはデザイン的に優れているだけにとどまらず、中に入れたものを隠してくれる目隠しの役割も。
また、扉の開閉にスペースを要しない、引き戸仕様というのもうれしいですね。
今も昔もかわらない、時代を超えた使いやすさを実感。
現代の暮らしの中にあてはめてみても、水屋箪笥の特筆すべきはその収納力。
引き戸を開けると、可動式の棚板か2枚。大容量の食器類を収納することが可能です。
大小さまざまな引出しで、小物類もすっきり
程よい深さの引出しは、カトラリー類や小さなお皿等をいれるのにぴったりの高さです。
引き出しをあけてはっとするのは、中もずべてて栗の無垢材であるということ。本当に贅沢です。
ちなみに、写真の取っ手は、アンティーク。骨董市等で買い求めた古いものを、磨きなおして職人さんの方でリメイク。
手が掛けやすく、味わい深く、この食器棚のアクセントにもなっています。
カタンカタンという音もとても味わい深く懐かしい・・・。
上段の大きな引き戸の下、中段にも小さな引き戸の収納があるのも特徴のひとつ。
昔はここに茶道具等をいれていたそうです。今も昔もかわらず、日々使うものを使いやすい場所に収納するためのスペースとして活用できそうですね。
下側の扉も格子のデザイン。
上野扉との違いは、格子の奥が、ガラスではなく、板であること。真ん中の丸い掘り込みがアクセントになっています。
この仕様ですと、中は全く見えません。また足元にガラスがないことで、より安心してお使いいただくことができると思います。
引き戸を開けると、可動棚が2枚ずつ入っています。
360度どこから見ても、栗の無垢材しか使っていません!
まずは横側から見てみましょう。
実は水屋箪笥の側面は框組の仕様のものが多いのですが、ここはあえての板で仕上げています。
しっかりとした栗の無垢材を贅沢に使っているので、高級感も満足感もあります。
背中は栗の無垢材を羽目板風に組み上げています。
とても味わいのある木目で、後ろが見える場所においてもまったく問題のない仕上げです。
あえて仕切りになるような場所に置いてみるのもおすすめです。
フルオーダーも可能です!
水屋箪笥に魅力を感じるけど、もっと現代風にアレンジしたい方に・・・。
家電を収納するスペースを設けたい、もっと大きく(小さく)したい、等、こちらの水屋箪笥はフルオーダーが可能です。
お色を漆塗りにしたり、もっと高級感のある仕上がりにすることも、大きさを変えてカウンターやサイドボードにアレンジしたり、下駄箱にだって変身させることができるのです。
一生の宝物になる家具を・・・。
10年後、20年後、50年後・・。この水屋箪笥がどんな方に、どんな風に使っていただいているのが、想像するだけでワクワクします。
長く大切お使い頂きたい栗の水屋箪笥。
一生の宝物になる家具だと思います。