「静岡の木工家具職人・石川さん」がつくった、国産広葉樹「山桜」でおつくりした、ダイニングテーブルをご紹介いたします。石川さんが選んだ材で、オーダー頂いた一人一人のお客様の為におつくりしたとびきりのテーブルです。木の持つ個性を生かし、そのぬくもりや暖かさを骨まで感じて頂ける、それはそれは素敵なテーブルです。
山桜は国産の広葉樹。
いわゆる「桜の木」です。4月になると、花が咲き、周りの人を楽しませ、そして山々をカラフルに染める、日本人ならみなきっと大好きな「桜の木」。
重くて硬く、心材は、褐色、もしくは、赤みを帯びていています。頑固おやじの家具でも良く使われている「ブラックチェリー」にも似ていますが、ブラックチェリーより、もう少し黄色みがあるような、そんな感じがします。
さわると少しひんやりするのですが、不思議とその冷たさの中に温かみが感じられる、逸材です。
実は頑固おやじは今までも、オーダーキッチン等で山桜を使ってきました。どのキッチンもとてもかっこよく、山桜のファンになってくれる人がたくさん増えてきました。
国産広葉樹「山桜」その魅力をみなさんとシェアしたい、そんな思いからこのテーブルをつくりに至ったのです!
両端は板の自然な形を生かした「耳付き」のデザインです。板の端っこの部分なのでここは一枚一枚形が違います。どんな感じのデザインかは、お楽しみ。ついつい手で触ってしまうので、一番ツルツルになる場所です。
ちなみに上の写真のように、角をカットして整えているものもあります。
色や木目も自然なものなので、一枚一枚違います。
石川さんの家具づくりは、木の性格を読み、丸太から材を選ぶところから始まります。
木の顔色をみて、完成をイメージしながら製材した木材から、最適な部分を目利きします。「天板なのか」「脚なのか」必要な強度や厚み、美しさを考え、用途にあわせて材を加工していくのです。そんな石川さんの経験と感性によって、世界に一枚の趣のあるテーブルができあがります。
天板裏には反り止めを施しています。写真の通り、「吸い付桟」という反り止めで、アリ溝という台形の溝を掘り溝へ硬い木材をはめ込むことで反りを抑える方法です。
木は材になっても生きています。調湿効果を繰り返し、冬は乾燥して痩せ、夏は湿気で太ります。この収縮と膨張の繰り返しによっておこるのが板の反り。反りを防ぐには反り止めが必要なのですが、この方法は、彫った溝に板をぴったりはめんでいるため、材が収縮したり膨張した時に、一緒に動く事ができ、材に過度なストレスをあたえずに、割れの発生等を軽減し、反りを防ぐことができるのです。
脚はすっきりとした2本脚のデザインです。
材は自然のものなので、先にもお話ししたように、冬は乾燥して痩せ、夏は湿気で太ります。季節や環境に合わせて付き合う必要があります。この脚も、その具合を確かめながら、調整をしながら組み上げています。
広葉樹の魅力がぎゅーとつまっているとにかくとても素敵なテーブルです。
桜の木のテーブルが家にあるなんて、考えただけでもワクワクします。
木の自然な色や形をいかすため、出来るだけ自然におつくりし、木の自然な動きに対して出来るだけストレスなくおつくりしたまさに唯一無二のテーブルです。
ダイニングセットとしてのお揃いの椅子は特にないけれど、合せるイスにこまることなんてありません!
バラバラの椅子を合わせても、下の写真のように、かっこよくなるんです。
テーブルの包容力とでもいいますか、なんでも受け止めてくれるそんな魅力があるのです。
お気に入りのテーブルですごすくつろぎのひと時は、何にもかえがたく、本当にリラックスできるもの。
日々の暮らしを豊かにそして心地よく、石川さんのテーブルは私たちにかけがえのないたくさんのプレゼントをくれるはず!
【テーブルのオーダー方法】
このテーブルは、オーダー頂いたお客様のため、石川さんが一枚一枚おつくりしています。写真のテーブルがそのままお客様のお手元に届くわけではございません。
使っているのは国産の山桜、自然な木ですから、色や木目は出来上がるごと違います。
世界に一枚の宝物が届くのです。
写真で掲載しているサイズはW1650×D850(これはおおよそ)×H700です。
このままのサイズでよろしければ、このままカートに入れてお進みください。
もしサイズ変更をご希望の場合は、まずは、お問い合わせフォームより、皆様のご希望をお伝えください。
お見積り等こちらからご連絡いたします。
また、山桜以外の材をご希望の場合もぜひご相談ください。
上の写真はカバ材でおつくりした一例です。
山桜やカバ材をはじめとしてくるくる木目がチャーミングな栗材や、やさしい色と木目が魅力のクルミ材等ご希望にあわせた材をご提案いたします。
ご飯をたべたり、お茶を飲んだり、勉強したり、仕事もしたり、みなさんのオンリーワンのテーブルを私たちがおつくります!
【お手入れについて】
このテーブルは、表面に塗膜をつくらない、「オイル仕上げ」です。
木は家具になっても呼吸をしています。ですのでその呼吸を妨げないように、塗膜をつくらない「オイル仕上げ」にしています。気に優しく、また経年変化を楽しみながらお使いいただくことのできる塗装です。
メンテナンスが比較的やりやすく、傷や汚れはお直ししてきれいにすることも可能です。
ただ、濡れたものをそのまま置きっぱなしにしてしまうと、シミがついてしまいます。ですので日々の暮らしの中でほんの少し、いたわってあげてください。例えば氷の入ったグラス等を置くときは、できるだけコースターを敷いてお使いいただけると嬉しいです。