大胆さと優しさを併せ持つ、独特の存在感のある栗の木のテーブル。
職人さんが引退されて、一度廃盤商品となってしまったのですが、引退された職人さんのお弟子さんが復活させてくれました!
八字脚の栗のテーブル=頑固おやじのイメージが強い方もいらっしゃるかと思います。
みなさんお待たせいたしました!
このテーブルと言えばこれ!
板と板の合わせ目をわざと開くようにつなぎあわせた「幸せの入り口」。
テーブルにたくさん幸せがやってくるようにという思いを込めて、職人さんが考えたデザインです。
蝶々の形の「ちぎり」がアクセント。
八の字の形に組まれた脚は使いやすさも兼ね備えています。脚の側面はくさび入りの堅牢かつ大胆なデザイン。
絶対的な安心感!堅牢なつくりの脚は、「ヌキ」と呼ばれる一枚の板で支えています。
「ヌキ」はお家の「梁」と同じ役割をしています。
35mmの重厚な天板は、「耳付き」と呼ばれる板の個性そのままを生かしたものを使用しています。それゆえ、同じ形はありません。
そのテーブルはまさに世界に一枚あなただけのものなのです。
力強くもあり優しくもある・・・。
栗の木の木目は本当にかっこいい。
この木目が本当に頑固おやじは大好きなのです。
テーブルは幅ハギで奥行を出しておつくりしているのですが、一枚一枚の板をつなぎ合わせる方法として採用しているのは昔ながらの「やといざね」。
板の反りを防ぐための反り止めは、昔ながらの「吸い付き蟻桟」しっかりと板にはめ込んであります。
重厚感もありつつ、栗の木の自然で温かみあるテーブルです。
このテーブルの魅力は唯一無二。きっと使う人みんな、幸せになるテーブルだと思います!
黒く錆びたような仕上がりが素敵な「酢酸鉄(鉄染め)」もお選びいただけます。
酢酸鉄色は、金属媒染の技術をを木材の染色に活かした方法です。
簡単に説明すると、お酢によって鉄が溶け出して、鉄イオンになり、木に含まれたタンニンと呼ばれる成分と結合することによって発色するという原理です。
黒く錆びたような仕上がりが素敵だと思います。
職人さんからもお話を聞いてみました。ぜひ読んでみてください。
■鉄染めについて■
鉄染めのメリットは、まず第一に安全です。
自然素材なので口に入れても問題ありません。
古くはお歯黒、現在ではまな板などにも使われる程、安心安全な塗装です。
次に塗装といっても色を乗せるのでなく、木材を染めている事。
木材そのものを化学変化によって色を変えているので、色落ち色移りなどの心配が無いです。
続きになりますが、塗膜を張っていないので表面が画一的にならず木目が活きます。
ノーマルのオイル塗装のように飴色に変化することはないですが、経年変化でアンティークの変わっていくので、それも個性として楽しめます。
変わってデメリットですが、オイル塗装同様、水や直射日光が苦手です。
ただし、表面のオイルの塗膜が落ちても、木材を染めているので、色が落ちるという事は無いです。
(黒色なので汚れは目立ちませんが埃は目立ちます。)
※酢酸鉄(鉄染め)仕上がりをご希望の場合は、カート決済時に備考欄に「鉄染め希望」とご記入ください。
■サイズオーダーも可能です。
お見積りをご希望の方は、事前に下記までお問合せください。
【栗の木の特徴について、ご購入前に必ずお読みください。】
このテーブルに使用している栗の木は、国内(主に東北地方)ですくすくと育った、日本の栗の木です。
とても貴重な材料なので、大切に使っています。
天然木の特徴として、使用する材料によって、木目や色味がひとつひとつ違ってきます。
中には、節がたくさん混じっていたり、少し色味が黄色くなっているところがあったりと
様々です。
節のある所や黄色くなっているところは取り除いて捨ててしまう・・・という方法もありますが
大切な材料なので、そんなことはできません・・・。
節のある場所や、色味の違う場所も、捨てることなく大切に使用しています。
もちろん節は段差になったり、けばだったりして、手や洋服にひっかかってしまわないように
研磨して滑らかに仕上げています。安心してお使いいただくことができるよう、しっかりと工夫しています。
節や色味の違いなどは木の人生の「あかし」のようなもの。
誠に勝手なお願いではありますが、どうぞその木の唯一無二の個性として、
愛してほしいと思います。
以下の写真は節や色味の違い等の一例です。
どうぞご参考になさってください。
そしてこの愛すべき栗の木の家具をみなさんどうぞよろしくお願いいたします。