一年ほど前、牛久市にお住まいのH様より、白い壁面収納の製作を承りました。
横幅約2600ミリ、奥行き500ミリ。高さは天井高にあわせて約2400ミリの大きさです。
パイン材に白い塗装を施して、天板のふちや、キャビネットの面取り加工など、かなりデコラティブなデザインに仕上げています。もともとは、H様のイメージされていた家具があり、そのイメージにかなり忠実におつくりさせていただいたものです。
こだわりのポイントその①は、この両脇の飾り棚部分の天板です。何段にもわたる面取り加工。豪華な額縁のように仕上げています。これは左側。
そして右側。
こだわりのポイントその②は下台の天板。ふちの部分に、凹凸のあるモールを取り付けて仕上げています。
こだわりのポイント③はカラーリング。木目が少し透けるくらいのホワイトカラー。オスモカラーの塗料を配合して仕上げたオリジナルカラーです。
こだわりのポイント④は現場での納まり方。
壁から壁に隙間なくピッタリ納めるために、巾木の部分、廻り縁の部分など、できるかぎり、現場のサイズや形に添うように加工して、納めさせていただきました。
これは巾木の部分です。
特に下台の天板は、施工の段階で、壁紙を傷つけないよう、最新の注意を払って4人がかりで納品させていただきました。すでに仕上がっているお部屋への造作家具の納品は、本当に神経をつかいます(-_-;) でもそのかいあって、本当にぴったりきれいにおさまりました!
実はつい最近、メンテナンスにお伺いさせていただき、再塗装させていただきました。約1年の間に、下のパイン材の部分が経年変化したのか、思った以上に木目が主張してきてしまったのです。2日にわたるメンテナンス作業。無事やり遂げさせていただきました。
こちらは再塗装がおわった扉です。H様貴重な休日にお時間頂きありがとうございました。
頑固おやじでは、木の自然な色合いを生かしたナチュラルな家具とは別に、H様のような塗装を施したデコラティブなイメージの家具のオーダーなども承っております。気になる方は、いつでもご相談くださいね。