牛久市 M様邸 仕切り壁になる収納

2019.07.23

お家を建てるとき、寝室や子ども室などは「将来的に分けられるように・・・」と壁をつくらない方って多いのではないでしょうか???

今回のお客様、M様もその一人。

お家を建てた時は、寝室に使用しているスペースと、将来子ども室として使用するスペースの間には、壁はつけませんでした。

お子さんも成長して、そろそろ個室の欲しいお年頃・・・。

そこで今回、寝室スペースと子ども室スペースの間に「仕切り」をおつくりさせて頂く事となり、成長したお子さんの個室を確保することとなったのです。

 

今回おつくりさせて頂いた「仕切り」はこちらです。

これは寝室側。

そしてこれが・・・。

子ども室側からみた「仕切り」です。

そうです。今回おつくりしたのはただの「仕切り」ではありません。「仕切り壁になる大きな収納」をおつくりさせて頂いたのです!

図面にするとこんな感じ・・・。

 

寝室側からはワードローブとして使用できるようにおつくりし、子ども室側は、無機質なパネルではなく、ナチュラルな木の壁になるようにおつくりしています。

素材はホワイトオーク材、仕上げはナチュラルに柿渋仕上げにしています。鳥取県でおつくりいたしました。

もともと婚礼箪笥をつくっていたところだけあって、中はとてもきれいな仕上がりです。洋服をかけられるようにステンレスのポールを一番手の届きやすい位置にセット。

その分ポールの上に無駄なスペースがでてしまうので、棚板をつけ、その部分も有効活用できるようにしました。

下側は引出しです。中の箱はすべて桐材です。スライドレールもついているので、とても引きだしやすくなっています。

仕上げは柿渋仕上げです。オーク材のナチュラルな質感をそのまま生かしておつくりしました。框組のデザインにして、かわいさもプラスしました。

次に子ども室側をご紹介・・。

オークの無垢材を贅沢に使用しています。

ただフラット板だけのデザインですと、せっかくの子ども室が無機質な感じになってしまいます・・・。

そこで今回は、M様のご要望で、オークの無垢材を縦に組み合わせて羽目板風のデザインに(^^)

本体背板と固定する際は、同じオーク材の木栓を施し、ここもアクセントの一つになっています。

ちなみに今回一番苦労したのはこちらの隙間たち・・・。

収納でありながら、本来の目的である仕切り壁として機能するためにはすきまは出来る限りない方がよいのは当たり前・・・。

フィラーとコーキングを駆使して、なるべく隙間のないように現場で調整。

合計6か所、なんとかがんばりました!!

横幅約180センチ、天井いっぱいまでおつくりしたので、かなり大容量の収納になりました。

そんなつもりはなくても、モノってどんどん増えていきますよね。やはり収納は大切です。

みなさんも部屋の仕切り壁をご検討される際、ぜひ今回のような収納付きの仕切り壁を考えてみてはいかだげしょうか?

一石二鳥、大活躍間違いないと思います。M様この度はありがとうございました。