水戸市 F様邸 こだわり満載!壁いっぱいの食器棚

2020.12.25

水戸市にお住まいの、F様ご夫婦。

とても仲良しのご夫婦です。

今回は、そんな仲良しご夫婦の、こだわりがいっぱいつまった

「壁いっぱいの食器棚」をおつくりさせて頂きました。

製作をお願いしたのは、福岡の丸庄さん。社長さん自ら、色々頑張ってくださいました!

そのかいあって(笑)今回もとても素敵な食器棚をつくってくださいましたので、

みなさんにご紹介いたします。

今回の食器棚、サイズは、横幅2750㎜。

丁度キッチンの後ろ側、冷蔵庫のスペースを除いた寸法でおつくりさせて頂きました。

ちょっと大きいので全部を写真に収めるのが難しかったのですが・・・。

ひとつずつ、ご紹介させて頂きます(^^)

この食器棚は、主に4つの要素で構成されています。

まず、下の写真の下台からご紹介いたします。

向かって右側、壁に面している方には、炊飯器を置くスペースをつくりました。

炊飯の際、前に引き出すことのできる、スライドトレーをつけました。

その隣は、主に引出しの収納スペース。

中でもこだわったのは、「引出しの中の引出し」です。

下台の3か所の引出しは、写真のように「引出しの中に引出し」が入っている

2段式の引出しになっていて、1か所だけ写真のように一緒にくっついて、出てくるようになっています。

つくり方としては、内引出しの前板がマグネットでくっついてひっぱられるようになっているのですが

実はこの引出し、「さくらのごはん」を収納する目的でオーダ頂いた引出しです。

はたしてその、「さくら」とは・・・?

はい、この子が「さくらちゃん」。とってもかわいい猫ちゃんでした(^^)

私たちが納品中も、終始落ち着いた様子で、現場監督してくれていた、さくらちゃん(^^)

「さくら」とは、奥様がずーっと一緒に暮らしていた、猫ちゃんだったのです。

そのさくらちゃんのご飯をストックしておくための専用の引出しというわけだったのでした。


さてどんどん行きましょう。

真ん中の幅広の引出し部分をご紹介。

上段は、ハーフェレのカトラリーツールをカットして、

引出しの奥行き&横幅にぴったりはまるように工夫しています。

幅広の引出しは、中身が迷子になってしまうこともしばしばかと思うのですが

こんな風にしっかりとした仕切りがあれば、中身が迷子になることもなく安心です。

ちなみに、引出しの取っ手部分は、黒くてマットな仕上がりの、

ちょっとこだわったデザインのものをチョイスしました。

持ちやすいようにカーブがかかっています。

とても素敵な取っ手なので、全体のアクセントにもなっています。

左側には、ゴミ箱を置くスペースを・・・。

ある程度お部屋で分別してゴミを捨てられるように、3個ゴミ箱を収納できるスペースを確保。

OPEN部分は、シルバーのかっこいいゴミ箱をセット。

このゴミ箱、別のお客様のお宅にもあったのですが、とても使いやすくてデザインもかっこいいですよね。

その隣に、予めF様にお借りしたゴミ箱が、2個ぴったりセットできるようにおつくりした

キャスター付きのゴミ箱用ワゴンが・・・。

全部で4個のキャスターのうち、可動制限されているタイプを3個おつけして、

ワゴンを制御しやすいように工夫しています。

ワゴンの上には、浅めの引きだしがありまして、その上に、もう一つ。

写真のような配膳用のスライドトレーをつけました。


では、次に、真ん中部分をご紹介いたします。

と、皆さんもお気づきのように、この食器棚、ベース部分は、樺材を白く塗装したものを使用していますが

この真ん中部分のみ、ブラックウォールナット材を使用しているのです。

実は、ここにも紆余曲折ございまして・・。


F様初めは白いタイルの天板をご希望されていたのですが、大きすぎるタイルの天板は

地震で割れてしまったり、ずれてしまったりすることもあるので

あまりお勧めできない旨をお伝えした所、白いモールテックスの天板に一旦は落ち着きました。

ところが、途中スタッフと、ひょんなことから意気投合し、天板はウォールナットに変更に・・・。

そこから当初の予定を覆し、真ん中はすべてウォールナットでおつくりすることになったのです。

出来上がってみると、これがとても良い!

大満足の組み合わせとなったのでした。


では、真ん中部分をご紹介いたします。

左下、ここは、ワインボトルが収納できるようになっています。

F様こだわりのワインのお話は後程・・・。

その上は、お料理の本とキッチンペーパーを収納してます。

キッチンペーパー用のトレーは、スライドして前に出せるようになっています。

その隣は取っ手の色とお揃いの、黒いポールを2本取り付けました。

しかもそれだけではなく、この部分、マグネットボードになっているのです。

以前施工例でご紹介させて頂いた、「ピタバン」という特殊な板を使用して

マグネットがピタッとくっつくようになっているのです。

真ん中には、小さな引き戸の収納をおつけしています。

ここには、お茶のセットが収納されています。

ちなみに、この底板も、「ピタバン」になっているので

マグネットが使用できるようになっています。

さてその隣、ここには、お盆を収納する専用の棚をとりつけました。

愛用のお盆が出し入れしやすいようにサイズを確認しておつくりしています。

一番右には、オーブンレンジを置いています。

そこから放熱して家具に支障がでないよう、この部分のみ、「モイス」を

カットして貼っています。

と、ここまで、様々な引出しや収納場所すべてに、サイズ指定があります。

中に何をいれたいか、どんな風に収納したいか、F様のご希望がきちんとまとめられていて

それらをしっかり収納することができるよう、図面化して、製作しています。

丸庄さんも、かなり細かな指定だったので、ナーバスになりつつも、しっかりお願いした通りに

つくってきてくださいました。


さて、次に吊戸棚をご紹介いたします。

吊戸棚は大きく2つのスペースにわかれています。

一番上のクリアガラスの収納部分と、その下のワッフルガラスを使った収納部分です。

まず、ワッフルガラスの部分から・・・。

ここは、真ん中が引き違い、左右が開き戸と、2種類の扉で構成されています。

こちらが引き戸の部分です。

こちらが開き扉の部分です。

ワッフルガラスは、見た目にかわいいだけでなく、中身が見えにくい、そんな嬉しいおまけもついてきます。

F様の収納の扉を開くと、とてもきれいに整理されているので、見えても全然OKな感じが

するのですが・・・。

大抵は、なかなかここまできれいに整頓できなかったりするので、

ワッフルガラスの効果に感謝!といったところでしょうか(^^)


さて、今回のメインイベント!

一番上のクリアガラスの収納部分をご紹介いたします。

以前、インスタグラムでもちょこっとご紹介したのですが

ここには、ワイングラスをたくさん収納する予定です。

F様毎年、栃木県の「ココファームワイナリー」で開催される、収穫祭にお出かけされるそうで、

毎年2個、その年の年号の入ったワイングラスが増えていくそうでです。

よく見てほしいのが、ワイングラスにかかれた2016の文字。

実はこの2016、お二人のお付き合いが始まった年だそう。

そこから毎年、2個ずつ、その年の文字がかかれた記念のワイングラスが増えていき・・・。

そのワイングラスを収納するために、このスペースを設けました。

今年はコロナ禍で、ワイナリーに伺うことができなかったとのことですが、しっかりオンライン収穫祭に参加されたとのこと。

これからどんどんこのグラスが増えていくのが、本当に楽しみでなりませんね。


さて、ここで、お二人に登場していただきましょう。

キッチンに立たれているのが旦那様、カウンター越しにそれをみつめているのが奥様です。

丁度コーヒーをいれて下さっているところ。

豆から挽いて!いつも入れて下さるのです。

なれた手つきでささっといれてくださっています。

それをみつめる奥様、とても幸せそうでしたよ(^^)


さて、そんなお二人との出会いは、このアネロチェアーから・・・。

こちらのアネロチェアーブラックチェリーでおつくりしています。

この椅子との出会いから、頑固おやじとのお付き合いが始まりました。

納品の最中、このアネロチェアーに座って仲睦まじく、お話していらっしゃるお二人。

本当に幸せそうです。

頑固おやじとして、そんなお二人の幸せのお手伝いができたこと、心より感謝いたします。

F様この度は、本当にありがとうございます。


そして、様々なご要望を一生けん命きいてくださって、食器棚をつくり上げてくださった

㈱丸庄の社長さんはじめ、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!